箱根駅伝予選会 第71回~第80回
第71回大会(1994年10月31日 9:30 大井埠頭周回コース 20km)
対校戦 |
|
|
|
|
種目 |
順位 |
大学名 |
総合時間 |
平均時間 |
20km*10 |
15 |
青学大 |
10.57.53 |
1.05.47.3 |
学内順位 |
氏名 |
学年 |
学部(・学科) |
出身高校 |
時間 |
個人順位 |
1 |
後藤 皇丈 |
3 |
文・教育 |
富士宮北 |
1:01:58 |
14 |
2 |
二宮 賢治 |
4 |
法 |
清風 |
1:02:23 |
30 |
3 |
畑中 剛史 |
2 |
法 |
小林 |
1:03:32 |
90 |
- |
荒澤 貴浩 |
4 |
理工 |
浜松北 |
- |
- |
- |
野口 傑貴 |
3 |
文・史 |
報徳学園 |
- |
- |
- |
村瀬 純一 |
3 |
経済 |
旭丘 |
- |
- |
- |
三枝 高広 |
3 |
Ⅱ経済 |
川越東 |
- |
- |
- |
武田 健二 |
2 |
文・教育 |
倉敷 |
- |
- |
- |
有里 友邦 |
2 |
理工 |
日大第二 |
- |
- |
- |
野坂 精一 |
2 |
理工 |
千歳丘 |
- |
- |
- |
寺井 隆祐 |
2 |
経営 |
熊谷 |
- |
- |
- |
加藤 義道 |
1 |
理工・物理 |
市立船橋 |
- |
- |
- |
新開 亮二 |
1 |
文・教育 |
厚木西 |
- |
- |
- |
関根 宏哉 |
1 |
経済 |
伊奈学園 |
- |
- |
第72回大会(1996年10月29日 9:30 大井埠頭周回コース 20km)
対校戦 |
|
|
|
|
種目 |
順位 |
大学名 |
総合時間 |
平均時間 |
20km*10 |
21 |
青学大 |
11.14.50 |
1.07.29.0 |
学内順位 |
氏名 |
学年 |
学部(・学科) |
出身高校 |
時間 |
個人順位 |
1 |
後藤 皇丈 |
4 |
文・教育 |
富士宮北 |
1:02:02 |
42 |
2 |
加藤 義道 |
2 |
理工・物理 |
市立船橋 |
1:05:40 |
- |
3 |
野口 傑貴 |
4 |
文・史 |
報徳学園 |
1:06:36 |
- |
4 |
武田 健二 |
3 |
文・教育 |
倉敷 |
1:07:25 |
- |
5 |
有里 友邦 |
3 |
理工 |
日大第二 |
1:07:38 |
- |
6 |
八木下 剛 |
1 |
Ⅱ経済 |
市立船橋 |
1:07:43 |
- |
7 |
村瀬 純一 |
4 |
経済 |
旭丘 |
1:08:39 |
- |
8 |
市村 和則 |
1 |
Ⅱ文・英米文 |
東洋大牛久 |
1:09:29 |
- |
9 |
畑中 剛史 |
3 |
法 |
小林 |
1:09:48 |
- |
10 |
新開 亮二 |
2 |
文・教育 |
厚木西 |
1:09:50 |
- |
? |
三枝 高広 |
4 |
Ⅱ経済 |
川越東 |
? |
- |
? |
野坂 精一 |
3 |
理工 |
千歳丘 |
? |
- |
? |
寺井 隆祐 |
3 |
経営 |
熊谷 |
? |
- |
- |
脇坂 陽介 |
1 |
理工・電気電子工 |
桐蔭学園 |
記録なし |
- |
第73回大会(1996年10月27日 9:30 大井埠頭周回コース 20km)
対校戦 |
|
|
|
|
種目 |
順位 |
大学名 |
総合時間 |
平均時間 |
20km*10 |
23 |
青学大 |
11.07.46 |
1.06.47.6 |
学内順位 |
氏名 |
学年 |
学部・学科 |
出身高校 |
時間 |
個人順位 |
1 |
沖野 剛久 |
1 |
法 |
神辺旭 |
1゚01'02" |
49 |
2 |
八木下 剛 |
2 |
Ⅱ経済 |
市立船橋 |
1゚04'22" |
203 |
3 |
市村 和則 |
2 |
Ⅱ文・英米文 |
東洋大牛久 |
1゚04'39" |
218 |
4 |
加藤 義道 |
3 |
理工・物理 |
市立船橋 |
1゚05'22" |
236 |
5 |
青野 孝幸 |
3 |
文・史 |
成田国際 |
1゚06'30" |
271 |
6 |
武田 健二 |
4・主務 |
文・教育 |
清風 |
1゚07'46" |
314 |
7 |
新開 亮二 |
3 |
文・教育 |
厚木西 |
1゚08'49" |
341 |
8 |
有里 友邦 |
4 |
理工 |
日大第二 |
1゚08'50" |
343 |
9 |
宮本 徳英 |
1 |
文・教育 |
海星 |
1゚09'49" |
369 |
10 |
丹下 聖也 |
3 |
経済 |
今治西 |
1゚10'37" |
403 |
11 |
寺井 隆祐 |
4 |
経営 |
熊谷 |
1゚12'20" |
448 |
12 |
脇坂 陽介 |
2 |
理工・電気電子工 |
桐蔭学園 |
記録なし |
- |
- |
畑中 剛史 |
4・主将 |
法 |
小林 |
欠場 |
- |
※手元の集計では、脇坂陽介1゚15'11"。
この年の正月、第72回箱根駅伝本大会において、神奈川大学、山梨学院大学の優勝候補2校がまさかの途中棄権、第73回大会のシード権を失いました。その為、第73回箱根駅伝予選会は、この2校に加え、後の第76回大会優勝校、駒澤大学の出場と、絶好のコンディションの中で行なわれました。
流通経済大学のダニエル・ジェンガの大会新の走り、本大会でも1、2位を占めた神奈川大学、山梨学院大学の選手達の積極的なレースにより、予選会史上かつてないハイペースでレースが展開しました。結局6位までが大会新という高水準でした。
わが校もそのペースに引っ張られ、1年生エース沖野剛久が、青学記録の1時間1分52秒(瀬戸昇・第68回箱根駅伝予選会)を更新する1時間1分2秒でゴール、他の選手も軒並み自己記録を更新しました。
しかし、他大学も高記録の続出で、残念ながら、箱根駅伝予選会史上最低の23位という結果に終わりました。
第74回大会(1997年10月26日 9:30 大井埠頭周回コース 20km)
対校戦 |
|
|
|
|
種目 |
順位 |
大学名 |
総合時間 |
平均時間 |
20km*10 |
22 |
青学大 |
11.23.45 |
1.08.23.5 |
学内順位 |
氏名 |
学年 |
学部・学科 |
出身高校 |
時間 |
個人順位 |
1 |
沖野 剛久 |
2 |
法・公法 |
神辺旭 |
1゚02'14" |
50 |
2 |
加藤 義道 |
4・主将 |
理工・物理 |
市立船橋 |
1゚05'34" |
171 |
3 |
三好 雅之 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
藤沢商業 |
1゚06'26" |
210 |
4 |
八木下 剛 |
3 |
Ⅱ経済・経済 |
市立船橋 |
1゚06'46" |
221 |
5 |
新開 亮二 |
4・主務 |
文・教育 |
厚木西 |
1゚09'16" |
288 |
6 |
山内 秀一 |
3 |
文・教育 |
北陸 |
1゚09'41" |
308 |
7 |
寺原 大介 |
1 |
理工・機械工 |
生田東 |
1゚10'16" |
330 |
8 |
大川 直樹 |
1 |
国際政治経済・国際経営 |
伊豆中央 |
1゚10'34" |
334 |
9 |
丹下 聖也 |
4 |
経済・経済 |
今治西 |
1゚11'10" |
357 |
10 |
脇坂 陽介 |
3 |
理工・電気電子工 |
桐蔭学園 |
1゚11'48" |
370 |
11 |
根岸 慎介 |
1 |
文・日本文 |
横浜平沼 |
1゚13'58" |
433 |
12 |
夏山 永治 |
1 |
法・法 |
熊谷 |
記録なし |
- |
- |
川端 晋輔 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
西脇工業 |
欠場 |
- |
※手元の集計では、夏山永治1゚15'20"。
この年より、この年、部長先生の交代に伴い、例年よりも多い、国際政治経済学部3人を含む、4人のスポーツ推薦選手を獲得し、箱根駅伝本大会復帰を目指すべく大きな期待がかけられました。しかし、その1年生選手達は総じてあまり良い結果を出す事ができず、期待に応えられない部分がありました。レースはスタートからよく晴れ、気温は高めで、選手には負担になった感がありました。
このようなコンディション下で、前年度活躍した沖野は50位と順位こそほぼ変わらないものの、記録的には去年のタイムには及びませんでした。やはり高い気温と昨年度のレベルが高すぎた為と言えるでしょう。今年も、沖野の孤軍奮闘があったものの、学内10位のタイムが去年を下回り総合記録も落ち込みました。総合順位は22位と一つ上がったものの、やはり去年同様、選手の層の薄さが存在しているといえるレースでした。
第75回大会(1998年10月25日 9:30 大井埠頭周回コース 20km)
グラウンドコンディション |
時刻 |
天候 |
気温 |
湿度 |
風向 |
風速 |
09:30 |
晴れ |
18.0度 |
66% |
- |
0.4m/s |
対校戦 |
|
|
|
|
種目 |
順位 |
大学名 |
総合時間 |
平均時間 |
20km*10 |
22 |
青学大 |
11.21.51 |
1.08.11.1 |
学内順位 |
氏名 |
学年 |
学部・学科 |
出身高校 |
時間 |
個人順位 |
1 |
沖野 剛久 |
3 |
法・公法 |
神辺旭 |
1゚01'34" |
15 |
2 |
後藤 敦史 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
市立船橋 |
1゚04'10" |
118 |
3 |
永田 有亮 |
1 |
国際政治経済・国際経済 |
西脇工業 |
1゚06'16" |
192 |
4 |
三好 雅之 |
2 |
国際政治経済・国際政治 |
藤沢商業 |
1゚06'52" |
202 |
5 |
渡辺 卓哉 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
横浜 |
1゚07'32" |
227 |
6 |
八木下 剛 |
4・主将 |
Ⅱ経済・経済 |
市立船橋 |
1゚08'33" |
254 |
7 |
川端 晋輔 |
2 |
国際政治経済・国際政治 |
西脇工業 |
1゚10'21" |
295 |
8 |
寺原 大介 |
2 |
理工・機械工 |
生田東 |
1゚10'56" |
307 |
9 |
脇坂 陽介 |
4・主務 |
理工・電気電子工 |
桐蔭学園 |
1゚12'43" |
346 |
10 |
大川 直樹 |
2 |
国際政治経済・国際経営 |
伊豆中央 |
1゚12'54" |
350 |
11 |
根岸 慎介 |
2 |
文・日本文 |
横浜平沼 |
1゚14'24" |
384 |
12 |
|
|
|
|
記録なし |
- |
- |
夏山 永治 |
2 |
法・私法 |
熊谷 |
欠場 |
- |
- |
勝田 亮 |
1 |
理工・物理 |
西湘 |
欠場 |
- |
※手元の集計では、学内12位、1時間16分台。
この年は、沖野の快走と1年生後藤敦史の活躍が目立ったレースでした。レースは流通経済大学・ダニエル・ジェンガ、この年初登場した平成国際大学のジョン・カーニー、フランシス・ムヒアの3人の外国人留学生がレースを引っ張りました。その中で、沖野は各校の日本人エース達と共に先頭集団を形成し、レースを進めました。10kmまで先頭集団の前に位置し、15km地点で7位だったものの、足の痙攣で15位まで順位を落として、上位進出を逃したのは惜しい所でしたが、9月の全日本インカレ10000m4位に続く好成績でした。
後藤も初めての予選会で、実力を十分に発揮し、レース後半の急激な気温上昇にもめげず、118位でゴールしました。しかし、7位以下で既に1時間10分を越えてしまい、後が続かず、去年の総合記録を若干上回ったものの、学内10位のタイムが更に落ち、まとまりを欠く結果となりました。
第76回大会(1999年10月24日 9:30 大井埠頭周回コース 20km)
グラウンドコンディション |
時刻 |
天候 |
気温 |
湿度 |
風向 |
風速 |
09:30 |
晴れ |
17.0度 |
38% |
- |
0.1m/s |
対校戦 |
|
|
|
|
種目 |
順位 |
大学名 |
総合時間 |
平均時間 |
20km*10 |
DQ |
青学大 |
- |
- |
学内順位 |
氏名 |
学年 |
学部・学科 |
出身高校 |
時間 |
個人順位 |
1 |
永田 有亮 |
2 |
国際政治経済・国際経済 |
西脇工業 |
1゚03'58" |
167 |
2 |
今北 普朗 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
1゚04'07" |
169 |
3 |
渡辺 卓哉 |
2 |
国際政治経済・国際政治 |
横浜 |
1゚05'40" |
211 |
4 |
立澤 慎太郎 |
1 |
理工・経営工 |
厚木 |
1゚06'17" |
222 |
5 |
沖野 剛久 |
4・主将 |
法・公法 |
神辺旭 |
1゚06'56" |
241 |
6 |
後藤 敦史 |
2 |
国際政治経済・国際政治 |
市立船橋 |
1゚07'42" |
253 |
7 |
寺原 大介 |
3 |
理工・機械工 |
生田東 |
1゚08'27" |
268 |
8 |
根岸 慎介 |
3 |
文・日本文 |
横浜平沼 |
1゚10'11" |
294 |
9 |
新本 直也 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
世羅 |
1゚11'02" |
302 |
10 |
竹石 悦久 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
市立船橋 |
記録なし |
- |
11 |
井上 清 |
1 |
理工・経営工 |
青山学院 |
記録なし |
- |
※手元の集計では、竹石悦久1゚15'16"、井上清1゚20'13"。
第76回大会予選会は、青学陸上部にとって、非常に厳しい結果が突きつけられた大会でした。大会までに退部者によるメンバー不足で、エントリーができるかどうかも微妙な状態に加え、
長い間孤高のエースとしてチームを引っ張り続けた沖野主将の故障。試合前一ヶ月の時点で、沖野を含め、標準記録突破者がちょうど10名。とても走る事のできる状態ではなかった沖野が不出場ならば、総合記録は残せない計算でした。
しかし、入部して4ヶ月の1年生・井上清が辛うじて標準記録を破り、そして沖野はチームのために故障をおして出場を決意。11人でエントリーし試合に臨みました。気温はあまり高くなく、湿度も低く、まあまあのコンディションでした。
後の2000年度・2001年度主将の永田有亮や、期待の1年生今北普朗が、なかなかの高順位でゴール。その他のメンバーの多くも自己記録を更新しました。沖野は激痛に耐え、1時間6分台と、彼にとって不本意以外何物でもないタイムでしたが、
主将として責任を果たしました。しかし、学内10位、11位は計時打ち切りリミットの1時間15分を越えてしまいました。当日の記録では、竹石悦久の記録1゚15'16"が算入され、総合23位と発表されましたが、後日竹石の記録は学習院大学の選手と共に抹消され、総合順位・記録共無くなり、
沖野の痛みに耐えた走りも空しく、戦後の箱根駅伝予選会に初出場以来、初めて青山学院の名が総合記録から消えてしまいました。
以下、2004年11月28日追記
上記に「戦後の箱根駅伝予選会に初出場以来、青山学院の名が総合記録から消えてしまいました。」とありますが、その後の調査で1982年の第59回大会予選会に本学が出場していない事が分かりました。よって上記の表現は、「第59回大会予選会の不出場時以来、17年振りの総合記録なしとなりました。」といたします。
第77回大会(2000年10月21日 14:00 国営昭和記念公園周回コース 20km)
グラウンドコンディション |
時刻 |
天候 |
気温 |
湿度 |
風向 |
風速 |
13:00 |
晴れ |
23.0度 |
53% |
北東 |
0.6m/s |
14:00 |
晴れ |
24.0度 |
63% |
北北東 |
0.6m/s |
15:00 |
晴れ |
24.0度 |
68% |
- |
0.0m/s |
対校戦 |
|
|
|
|
種目 |
順位 |
大学名 |
総合時間 |
平均時間 |
20km*10 |
20 |
青学大 |
11.24.50 |
1.08.29.0 |
学内順位 |
氏名 |
学年 |
学部・学科 |
出身高校 |
時間 |
個人順位 |
1 |
永田 有亮 |
3・主将 |
国際政治経済・国際経済 |
西脇工業 |
1゚04'14" |
105 |
2 |
渡部 敬之 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
1゚06'52" |
187 |
3 |
根岸 慎介 |
4・主務 |
文・日本文 |
横浜平沼 |
1゚08'32" |
220 |
4 |
今北 普朗 |
2 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
1゚08'45" |
222 |
5 |
渡辺 卓哉 |
3 |
国際政治経済・国際政治 |
横浜 |
1゚08'47" |
224 |
6 |
野村 顕弘 |
1 |
国際政治経済・国際経営 |
田村 |
1゚08'53" |
227 |
7 |
新本 直也 |
2 |
国際政治経済・国際政治 |
世羅 |
1゚09'18" |
238 |
8 |
後藤 敦史 |
3 |
国際政治経済・国際政治 |
市立船橋 |
1゚09'36" |
241 |
9 |
袴田 祐介 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
浜松日体 |
1゚09'48" |
243 |
10 |
立澤 慎太郎 |
2 |
理工・経営工 |
厚木 |
1゚10'05" |
249 |
11 |
巾崎 圭一 |
1 |
法・法 |
松商学園 |
1゚12'23" |
290 |
- |
柴山 功 |
1 |
理工・物理 |
相模原 |
途中棄権 |
- |
- |
井上 清 |
2 |
理工・経営工 |
青山学院 |
欠場 |
- |
昨年度の記録なしという屈辱を晴らすべく、沖野の抜けたチームに、例年以上の部員が入部しました。
練習の質も上がり、ここ数年の不振を打破できるチームであると考えられましたが、
一方で調子の上がらない選手がいるという不安要素も隠れていました。
そのような状態で、今年導入された、国営昭和記念公園の起伏に富んだ新コースが大きく立ち塞がりました。
さらに、14時のスタートで気温が高く、前日の雨から一転して、気温が急上昇、雨による影響で湿度も高く、選手にとって過酷なレースとなりました。
そのような未知の新コースに青学の選手達はスタートから果敢にとばしていきましたが、1周目、5kmを越えた所で、多くの選手が失速、ペースの上がらない状態になってしまいます。
大井埠頭とは違う、脚力と精神的な強さが、より要求されるコースに苦しみます。
結局、1人流れに乗って、105位と高順位をマークした永田主将の頑張りが目立ち、大半の選手が実力を発揮できずに、
新コースと悪コンディションにやられた形となりました。
但し、他大学もそれは同様で、軒並み記録が落ち込み、例年よりも若干順位を上げ、総合20位となり、明るい兆しを見せることが出来ました。
第78回大会(2001年10月20日 8:30 立川警察署→国営昭和記念公園周回コース 20km)
グラウンドコンディション |
時刻 |
天候 |
気温 |
湿度 |
風向 |
風速 |
08:30 |
晴れ |
12.0度 |
76% |
北東 |
0.3m/s |
対校戦 |
|
|
|
|
種目 |
順位 |
大学名 |
総合時間 |
平均時間 |
20km*10 |
15 |
青学大 |
10.31.45 |
1.03.10.5 |
学内順位 |
氏名 |
学年 |
学部・学科 |
出身高校 |
時間 |
個人順位 |
1 |
太田 智章 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
1゚01'07" |
37 |
2 |
佐藤 良仁 |
1 |
経済・経済 |
佐久長聖 |
1゚01'31" |
68 |
3 |
渡部 敬之 |
2 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
1゚02'02" |
103 |
4 |
田中 洋平 |
1 |
経済・経済 |
西脇工業 |
1゚02'47" |
138 |
5 |
廣岡 寿人 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
今治東 |
1゚03'16" |
152 |
6 |
立澤 慎太郎 |
3 |
理工・経営工 |
厚木 |
1゚03'51" |
171 |
7 |
渡辺 卓哉 |
4・主務 |
国際政治経済・国際政治 |
横浜 |
1゚03'56" |
173 |
8 |
野村 顕弘 |
2 |
国際政治経済・国際経営 |
田村 |
1゚04'13" |
182 |
9 |
永田 有亮 |
4・主将 |
国際政治経済・国際経済 |
西脇工業 |
1゚04'18" |
184 |
10 |
新本 直也 |
3 |
国際政治経済・国際政治 |
世羅 |
1゚04'44" |
191 |
11 |
今北 普朗 |
3 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
1゚06'27" |
225 |
12 |
後藤 敦史 |
4 |
国際政治経済・国際政治 |
市立船橋 |
1゚07'04" |
238 |
- |
柴山 功 |
2 |
理工・物理 |
相模原 |
欠場 |
- |
- |
袴田 祐介 |
2 |
国際政治経済・国際政治 |
浜松日体 |
欠場 |
- |
前年、秋の午後の日差しと新コースに破れたものの、20位と若干の上昇の兆しを見せた本学でしたが、 今年はついに躍進を遂げた年となりました。
気温12度、微風という絶好のコンディションの中、立川警察署前をスタート。 フラットな公道3kmでスピードに乗った後、起伏の多い公園内に入っても本学の選手は快調に飛ばします。
特に1年生の太田智章、佐藤良仁は予選通過校の選手と共に上位でレースを進めました。 渡部敬之も他校の集団走に混じって、リズムに乗りました。 前半は全体的にそれぞれの好ペースを保っていました。
後半に入り、何人かの選手が前半のペースを保てず、順位を落とす選手も見られましたが、 大半の選手は起伏にもめげず、学内1位で太田が1分台のゴール。佐藤も1分台で青学の
歴代2、3位のタイム(箱根予選会での順位。公認20kmとしては未確認。)を記録しました。その後も2分台2人、3分台3人と、 次々とゴールへと飛び込んできました。
総合タイムは10時間31分45秒の堂々青学新記録でした。近年のレースコンディションの 悪かった箱根予選会の記録と比較すれば6位以内に入る程の好記録でした。
一人平均1時間03分10秒5は昨年の1時間08分29秒0から5分18秒5の上昇という結果でした。 昨年度の午後スタートによる24度の気温下のレースと比べる事は適当ではありませんが、
予選通過ラインの6位との差を見ても、去年の5分17秒2から1分37秒7と3分39秒5も差を詰めており、 まずは箱根駅伝出場への歩みを進めたといえるでしょう。
順位は15位と、去年から5ランクアップとなりました。 選手はタイムの割に伸びなかった順位に納得していませんでしたが、 そのような意識の向上こそがこのチームの成長といえるでしょう。
この急成長の要因はいくつか挙げることができます。 入部以来、自分を見失うことなく努力を続け、存在感を示し続けた1998年入学組が4年生となり、 チームがより良い雰囲気となった事。それぞれに強い個性の4人が それぞれの役割を全うしていました。2年間主将を務めた永田有亮を中心に、 チームがよくまとまって目標に向かって努力していました。
また例年以上に有望な新人4名が入部したことも挙げられます。 学内1位から5位までに4人の1年生が占めるという活躍ぶりでした。 1997年度からの新しい体制のスポーツ推薦入試が5年目を迎え、
高い能力を持っていた新入生がそのような土壌で 十分に力を発揮することができました。
2年生以上の選手も1年生に刺激を受け、自己記録を大きく更新するなど、 相乗効果をもたらしました。チームとしても選手層が格段に厚くなり、 チーム内の競争意識が芽生え始めたのも今年の特徴と思います。
安藤副監督が自らのマラソン経験等から得たノウハウを元に メニューを組み立て、長い距離をまず走れるようにという 共通認識が選手に昨年度以上に浸透しました。このような長距離のロード走の練習を
徹底でき、箱根出場~予選会上位校との練習内容の差を 縮められたことも大きな要因であると思います。
その他、女子マネージャーの懸命なサポートや、多くの一般入学生の入部による 既存選手への刺激など、いくつかののプラス要因の積み重ねが今回の 躍進に繋がったといえると思います。
第79回大会(2002年10月19日 8:30 立川警察署→国営昭和記念公園周回コース 20km)
グラウンドコンディション |
時刻 |
天候 |
気温 |
湿度 |
風向 |
風速 |
08:30 |
曇り |
18.5度 |
70% |
なし |
なし |
対校戦 |
|
|
|
|
|
種目 |
順位 |
大学名 |
総合時間 |
減算時間 |
平均時間 |
20km*10 |
17 |
青学大 |
10.48.02 |
10.47.42 |
1.04.48.2 |
学内順位 |
氏名 |
学年 |
学部・学科 |
出身高校 |
時間 |
個人順位 |
1 |
佐藤 良仁 |
2 |
経済・経済 |
佐久長聖 |
1゚01'27" |
47 |
2 |
篠崎 洸太 |
1 |
文・史 |
相模原 |
1゚03'15" |
123 |
3 |
仲村 一孝 |
1 |
経営・経営 |
春日部東 |
1゚03'30" |
131 |
4 |
廣岡 寿人 |
2 |
国際政治経済・国際経済 |
今治東 |
1゚04'04" |
154 |
5 |
渡部 敬之 |
3 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
1゚04'40" |
176 |
6 |
大中 健嗣 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
西脇工業 |
1゚04'48" |
180 |
7 |
立澤 慎太郎 |
4・主将 |
理工・経営工 |
厚木 |
1゚05'47" |
203 |
8 |
高橋 雄大 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
専大松戸 |
1゚06'28" |
228 |
9 |
太田 智章 |
2 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
1゚06'49" |
233 |
10 |
今北 普朗 |
4・主務 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
1゚07'14" |
237 |
11 |
田中 洋平 |
2 |
経済・経済 |
西脇工業 |
1゚07'28" |
243 |
12 |
新本 直也 |
4 |
国際政治経済・国際政治 |
世羅 |
1゚08'06" |
253 |
- |
野村 顕弘 |
3 |
国際政治経済・国際経営 |
田村 |
欠場 |
- |
- |
橋本 祐生 |
1 |
国際政治経済・国際政治 |
豊川工業 |
欠場 |
- |
昨年15位と大きな躍進を遂げた本学は、更に順位を上げ、27年ぶりの本大会出場を目指しました。昨年チームを引っ張った4年生が卒業した後のチームを、主将・立澤、主務・今北の2人を中心に、多く入部した新入生を加え、今年の、箱根駅伝選考方法変更による増枠4校となった予選会に臨みました。
昨年の肌寒いくらいのコンディションに比べると、若干気温は高め、しかし曇っており、さほど条件は悪くありませんでした。
5kmを過ぎて、第2から第3集団辺りに、昨年学内2位と活躍した佐藤良仁(経済・2)が目標とする61分以内を目指し、積極的にレースを進めます。また多くの出場メンバーから期待された篠崎洸太(史・1)も順調に走っていました。しかし、その他本学で前で走るべきメンバーが、思うような位置ではなく、後方での走りとなります。10km、15kmとレースが進むにつれ、余裕を失い、200位以下に下降する選手が増えていきました。ゴールでは、佐藤が昨年の時間・順位を上回る好成績でゴール、篠崎、同じく1年生の仲村(経営・1)も健闘しました。しかし、昨年活躍した選手が、今年は昨年程の成績を出す事ができない選手もおり、本学下位の選手は、昨年の本学10位の記録を下回りました。
結果は、昨年から1人平均で約1分半の遅れをとり、順位を2つ下げ、17位となりました。昨年上回った大学の内、躍進著しい城西大、古豪・明治大に先を越された形となりました。昨年の上昇ムードから、多くを臨む声が多かったですが、残念ながら、一歩後退となってしまいました。
試合後は多くの反省の弁と、更なる努力をしなければならない事が確認されました。
「箱根」は甘くない――そんな思いを関係者全員が痛感し、抜本的な対策が必要なのではないかという認識を持った大会であったと思います。
第80回大会(2003年10月18日 9:30 湖尻林間駐車場→元箱根→箱根高原ホテルコース 16.3km)
グラウンドコンディション |
時刻 |
天候 |
気温 |
湿度 |
風向 |
風速 |
09:00 |
曇り |
13.0度 |
60% |
- |
0.0m/s |
09:30 |
晴れ |
14.0度 |
51% |
西南西 |
0.8m/s |
対校戦 |
|
|
|
|
|
種目 |
順位 |
大学名 |
総合時間 |
減算時間 |
平均時間 |
16.3km*10 |
17 |
青学大 |
8.59.55 |
8.59.34 |
53.59.5 |
学内順位 |
氏名 |
学年 |
学部・学科 |
出身高校 |
時間 |
個人順位 |
1 |
篠崎 洸太 |
2 |
文・史 |
相模原 |
0:52:47 |
107 |
2 |
仲村 一孝 |
2 |
経営・経営 |
春日部東 |
0:53:12 |
131 |
3 |
佐藤 良仁 |
3 |
経済・経済 |
佐久長聖 |
0:53:25 |
143 |
4 |
廣岡 寿人 |
3 |
国際政治経済・国際経済 |
今治東 |
0:53:37 |
153 |
5 |
大中 健嗣 |
2 |
国際政治経済・国際政治 |
西脇工業 |
0:53:40 |
155 |
6 |
太田 智章 |
3 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
0:54:11 |
179 |
7 |
田中 洋平 |
3 |
国際政治経済・国際政治 |
西脇工業 |
0:54:32 |
192 |
8 |
渡部 敬之 |
4・主将 |
国際政治経済・国際政治 |
報徳学園 |
0:54:34 |
194 |
9 |
上村 朋史 |
1 |
経済・経済 |
佐久長聖 |
0:54:47 |
202 |
10 |
早坂 圭治 |
3 |
理工・物理 |
鶴嶺 |
0:55:10 |
211 |
11 |
奥田 真司 |
3 |
経営・経営 |
追手前 |
0:55:45 |
222 |
12 |
勢力 和幸 |
3 |
経済・経済 |
座間 |
0:58:06 |
267 |
- |
野村 顕弘 |
4 |
国際政治経済・国際経営 |
田村 |
欠場 |
- |
- |
天木 純 |
1 |
文・日本文 |
百合丘 |
欠場 |
- |
昨年、17位という結果に終わり、箱根本戦への道のりの険しさを痛感した本学は、更なる意識の向上を図り、渡部敬之主将(国際政治・4)・李福美(教育・4)主務兼マネジャーを中心に、選手間での規律を厳しく持ち、チームを強化してきました。関東インカレでは大中健嗣(国際政治・2)、篠崎洸太(史・2)、佐藤良仁(経済・3)などが活躍し、短距離ブロックの奮闘もあり、昨年度以上の箱根駅伝予選会のインカレポイントを獲得しました。夏には北海道・富良野での3週間に及ぶ長期間の合宿を行い、強化を図りました。そのような一年を経て、第80回記念行事の一環として、箱根町・芦ノ湖畔にて、16.3kmの変則距離で行われた予選会に臨みました。
例年より寒い日が続いた上、山合いである故に寒さが都心よりも厳しく、14度の絶好のコンディションでスタートを迎えました。
スタートで佐藤が一車線の狭いコースにひしめく選手を縫って前に出て行きます。他の選手は比較的自重気味でスタートしました。スタートしていきなり大きな上りがあるなど、上り下りのうねりを繰り返す箱根予選会史上最高と言われる難コースに本学の選手は厳しい戦いを強いられます。5km、10kmの通過でも16位以内に入る事ができず、昨年の佐藤のように50位前後でレースを進める選手がいませんでした。篠崎が持ち前の粘り強い走りで上り坂に立ち向かい、学内1位となる唯一の52分台でのゴールとなりました。前半積極的に走った佐藤は143位での学内3位でした。期待された上位8名は100位から200位の間にほぼまとまり、100位を割る選手は出ませんでした。
レース後の17位という昨年と同じ順位ながら、予選免除校が1校増えたため、実質では1つ順位を落とした結果に、多くの部員は衝撃を受け、悲嘆に暮れました。これまでの過程に悔いはない、しかし結果はついて来なかった、昨年の悔しさを力に変え、ここまで全力を尽くした選手は良く頑張ったと思います。
来年度より本学陸上部は新しい体制を取りますが、悲しむ選手に声を掛けた中西OB会長の言葉、「これだけ努力した素晴らしい仲間であるみんなだから、今回結果は出ませんでしたが、将来必ず結果が出るようになると思います。その為に我々OBも決して諦めません。これからまた頑張っていきましょう。」そのOBの取り組みによって、現役部員の努力が報われるような方向へと導かれる事を強く望みたいと思います。
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